風呂場の掃除
浴室は一般的に常に湿気が多い状態になるので、カビも発生しやすくなっています。本来ならば、早目に手入れすることでキレイをキープしたいところです。
浴室のカビといえば、多くがタイル目地に出てきます。カビの初期段階は、赤っぽくて少しヌルッとした状態なので、この段階なら、軽くこするだけでも簡単に取れます。従って早目の掃除が有効なのです。
しかし、ついうっかりそのまま掃除しないでおくと、今度はカビが目地の奥まで侵入してくるので黒いカビになってしまいます。こうなると専用のカビ取り洗剤で除去しなければなりません。
ここでのプロのポイントは、浴室を乾燥させた状態にしてからカビ取り剤を使うという点です。水で濡れていると、洗剤も薄まってしまって、効果が半減してしまうのです。
浴室でのもうひとつの難敵が水アカ・石鹸カスでしょう。カビは目に見えるため、掃除をする気持ちにもなりやすいわけですが、盲点となるのが水アカ・石鹸カスです。これは、体から出る皮脂やアカが混ざったもので、付着してしまうとなかなか落ちないのです。
プロの人は、浴槽の側面を手で触ってみるだけで、ザラついた感触から、どの程度汚れが付いているか判断できるそうで、軽い汚れなら、カビ取り剤で汚れを浮かせて除去します。
しつこい汚れの場合には粗めのスポンジを使用しますが、FRP製の浴槽は傷つきやすいので、丁寧に行います。自分で手入れをするなら、毎日の入浴後に壁や床にお湯をかけておくと、汚れがつきにくく、後の掃除が楽になるはずです。